ベートーヴェンのピアノソナタ

ここ数年ベートーヴェンのピアノソナタは晩年の3曲しか聞いていません。ふと中期のソナタが聞きたくなりました。私の標準はフリードリヒ・グルダがアマデオに残したソナタ全集です。
いいなぁ。なんで聞かなかったんだろう。
特に第21番ハ長調が気に入りました。不安定な短い第2楽章から間を置かずに第3楽章に移ります。ブリッジのような簡素な旋律が主題となります。ここがとてもスリリングです。
このソナタのレコードは十数種持っていました。楽しみながら聞いています。どれもテンポにほとんど差がありません。グレン・グールドが録音していなかったことが惜しまれます。今のところベストはアルフレッド・ブレンデルの旧盤です。