旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

以前は近くにあったのに

私にとって居心地のいい場所は書店です。レコード屋も好きでしたが、落ち着くのは何と言っても本屋でした。
旭亭の近くには二軒の書店がありました。新刊書の「戸田書店」と新古書店の「ブックセンターいとう」です。どちらも品揃えは悪くなく、よく時間をつぶしていました。「戸田書店」では新刊の注文だけでなく、何度か全集の予約もしました。「ブックセンターいとう」では読まれた跡のない『筑摩現代文学大系』を三十冊ほどまとめ買いしたことがあります。一冊百円で今も手元にあります。
先に閉店したのは「戸田書店」でした。閉店の通知が貼られる少し前から、並ぶ本がどんどん減っていったのを覚えています。