旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

"Mystery Train"

夢の中にずっと、本人は出てこないのですが、エルヴィス・プレスリーの曲が流れていました。特に"Mystery Train"は「もういいよ」と言いたいくらい繰り返されていました。
私が洋楽を聞き始めた中学生の頃、プレスリーは歌う映画スターでした。映画が公開されると、彼の歌う主題歌はラジオのヒットパレードでいつも上位にランクされましたが、私にはどれもつまらない曲でした。もちろん映画も見ず、しばらくしてから歌手として復活し、ホテルでの豪華なショーが評判になり映像化されても、関心はありませんでした。ジョン・レノンの「彼がいなかったらぼくたちはなかった」という発言でさえも、私には届かなかったのです。
プレスリーのすごさ、素晴らしさを知ったのは、ジャズ一辺倒からブルーズやR&Bを聞くようになった四十を過ぎた頃でした。