旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ヴァイスに夢中

リュートは17世紀前半までフランスのサロンの花形楽器でしたが、調弦の難しさからクラブサンのその座を奪われました。私はリュートの曲はほとんど聞かず、奏者にも関心がありませんでした。
ヴィヴァルテから出ている"Sylvius Leopold Weiss - Lute Works"は低音の響きがすばらしく、繰り返し聞くようになりました。弾いているはLutz Kirchhofですが、どちらも読み方がわかりません。
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイスはバッハと親交のあった人です。リュートの名手で、室内楽なども作曲したそうですが、残っているのはリュートの曲だけです。
ルッツ・キルヒホフはドイツのリュート奏者で、ヴァイスの研究家でもあります。手許には彼のCDが6枚ありました。半分はヴァイスの作品集です。ヴィヴァルテ盤ではテオルボ(バス・リュート)も用いていて、私を魅了したのはこの楽器の音です。
またひとつ、知らなかった音楽が好きになりました。