旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

丸谷才一『芝居は忠臣蔵』

正蔵の「中村仲蔵」を聞いていたら丸谷才一の『芝居は忠臣蔵』が読みたくなりました。初版が出た頃は忠臣蔵関係の小説や評論を求め、読んでいました。この本は『仮名手本忠臣蔵』を論じたもので、歴史上の出来事として関心のあった当時の私には違和感がありましたが、何度も読み返すことになりました。
手許にあるのは丸谷の批評集の第三巻(文藝春秋/1995年)に収められたものです。諏訪春雄との論争が、今は面白く読めます。