旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

<花>だったかな

一昨日の便りに現代思潮社の「古典文庫」のキャッチコピーについて書きましたが、あれは「薔薇には香りを」ではなく「花には香りを」ではなかったかな、と考え込んでいます。
<花>という大きな括りの方が<本>と対称させるには正しく思えます。が、<薔薇>の香りという、コピーを読んだ人のほとんどが具体的な香りを連想する書き方の方に魅力を感じます。
そうです、「薔薇の香りはあるが花の香りはない」のです。*1


なんてことを考えているうちに読書欲が復活してきました。
昨日の読売新聞の読書欄に目を通していたら、読みたい本が3冊も見つかりました。三田完「俳風三麗花」、臼井洋輔「謎を秘めた古代ビーズ再現」、宮本文昭オーボエとの『時間(とき)』です。


でも一番読みたかったのはポール・ヴェーヌ「われらの世界がキリスト教になった時(312〜394)」。私が関心を持ち続けている、キリスト教がなぜ世界宗教になったかという疑問にヒントを与えてくれそうな本です。
買えばいいのでしょうが、紹介されていたのは「FOREIGN BOOKS」のコーナーなのです。フランス語には手が出ません。

*1:もちろんこの文はパクリです。ご指摘ご無用のこと。