旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

西湖のほとり芝離宮

右側が砂浜です。

昨日は仕事で都内に出かけたのですが、帰りに少し足を伸ばし芝離宮に行ってきました。プチ「東京散歩」です。


芝離宮はJR浜松町駅に隣接しています。また、新橋から品川にかけてはビルの造成ラッシュで、あちらこちらにクレーンが見えます。*1
ということで、芝離宮は騒音に囲まれています。のんびりと散策を楽しみたい方にはお薦めできません。


芝離宮は江戸初期の大名庭園ですが、関東大震災で建物などを焼失していますので、どの程度当時の姿を残しているかはわかりません。ただ、石組の多い庭園ですから、その部分に往時を偲ぶことはできそうです。


芝離宮は老中、大久保忠朝上屋敷として造営したものです。正式名称は「旧芝離宮恩賜庭園」となっているように、所有者は徳川紀州家、有栖川宮家などを経て明治九年(1876年)に宮内省の所轄となり、芝離宮と呼ばれるようになりました。江戸湾を埋め立てた地に作られた汐入の回遊式築山泉水庭ですが、現在は海と隔てられていて、海水は入ってきません。池の一画には人工の可愛らしい砂浜が設けられているのが、微笑みを誘います。

*1:やれやれ、東京はいつになっても<普請中>なのですね。