旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

雪の朝、ピーター・グリーンを聞きながら

昨日は雪の降る誕生日となりました。めったにないことなので、とっても嬉しかったなぁ。
朝、傘をさして旭亭を出ると、雪好きの犬が尾をふりながら、やや興奮気味で散歩していました。犬は喜び、ですね。
駅に向かいながら、ピーター・グリーンが在籍したころのフリートウッド・マックの曲を聞いていました。思い切りのいい、シンプルなフレーズのグリーンのギターが、雪景色にぴったり溶けこんで、朝からゴキゲン(by ハーマンズ・ハーミッツ)です。


こんな気持ちのいいギターを聞いていると、自分でも弾きたくなります。
現在はベース弾きの私ですが、イギリスのビートグループに憧れて、中学生のころからギターを弾き始めました。当時はコピー譜はおろか入門書もなく、わずかばかりのコードの知識と耳で覚えたフレーズだけで、弾いていたのです。
ベースを弾くようになってから、ソロ楽器の奏者の邪魔にならないようコードやスケールを、ちょっとだけ真面目に学びました。それなりの成果はあり、どのジャンルの人ともセッションできるようになりましたが、なにか大事なものが失われてしまったようです。
冒険心といったらいいのでしょうか、思い切りがなくなってしまったのです。十代のころはひとつのコード進行から、いくつものリフやソロを弾き出すことができました。今思えば、理論を外れたものがほとんどだったのですが、それは自分にとってとても気持ちのいいものでした。


ジャズやロックの理論って、すべて後付けなんですよね。バードは自分が思うままにアルトサックスを吹いたんだし、放浪のブルーズマンはブルーズ進行なんて知らなかったのです。バークレーもなかったしね。
なんて書くと、月並みな結論になってしまうのでこの話はここでオシマイです。


The Best of Peter Green's Fleetwood Mac [FROM UK] [IMPORT]

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