昨夜は夕食後、ストーンズの「メイン・ストリートのならず者」を聞きながら、夢についてあれこれ考えていました。
冬に見る夢はなぜか質量ともに充実していて、ハリウッド映画顔負けのものもあります。本当は、まずハリウッド映画ありき、なのですが‥‥。
あまりにも荒唐無稽なものは手帳に書きとめてあります。何年かたって読み返してみても、その夢が鮮やかによみがえってきますからおかしなものです。
昨年の今頃は、召集令状を受け取ったり、小さん師匠と温泉に行ったり、初恋の女性から「私はこの家の一部なの」なんてわけのわからないこと言われたりしていましたっけ。(もちろん夢の中のことです。)
これが暖かくなるにつれて、短くてさほど面白みのない夢に変わっていきます。睡眠の深さと関係があるのかも知れません。
夢と言えばフロイトですが、フロイトを知ったのは高校の倫理社会の授業でした。「誰でも一度ははまるんだよね」と教師が言ったとおり、その日のうちに図書室から、当時刊行中の中央公論社の「世界の名著」の一冊を借りだしてきました。
その後、人文書院の「フロイト著作集」を揃えましたが、フロイト熱は冷めてしまい、ほとんど読まずに売りとばしてしまいました。もったいないことをしたものです。
三十代になってから、きっかけは忘れてしまいましたが、日本教文社の「フロイド選集」を求め、こちらはまだ何冊か書棚の奥で眠っているはずです。
(この話、明日に続きます。)
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