先日久しぶりに聞いて感動したピーター・グリーンのギターにバディ・ガイの影響を感じましたので、彼の演奏を聞いてみました。ガイのボーカルが苦手なので、リーダーアルバムは持っていません。となると、ジュニア・ウェルズのアルバムになります。
いいですね、ガイのギター。ただ、グリーンとはだいぶ違っていました。ものすごくぶっ飛んでいて、「こんなことあり?」という思いがしました。グリーンも思い切りはいいですが、もっと繊細です。
イギリスのビートグループのカバーでブルーズに親しんだせいか、本家たちの演奏はどぎつ過ぎて(マディ・ウォーターズやB.B.キングを除いて)私は苦手だったのです。ですから、アナログレコードはロバート・ジョンソンしか持っていません。CDは結構集めましたが、ジャズやロックに比べるとコレクションは貧弱です。
ロックが好きならブルーズを聞かなくてはいけない、と思いこんでいたのがまずかったのです。まず音楽ありき、ではなく、知識として聞こうとしたのが間違いの元でした。
でも、R&Bが好きになり、ファンクに夢中になったりしているうちに、だんだんとブルーズも聞けるようになり、さらには楽しめるようになってきました。そうなると耳に余裕ができ、ずっとわからなかったエレクトリックブルーズとカントリーブルーズを繋ぐものが見えてきました。それまでは、まったく別物に聞こえていたのです。
ブルーズのCDが増えていきそうです。
- アーティスト: JUNIOR WELLS
- 出版社/メーカー: DELMARK
- 発売日: 2002/12/11
- メディア: CD
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