旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

【江刺寄席】「旭亭だより」がご縁で

柳家紫文さん

林家たけ平さんに続いて、柳家紫文さんが三味線を手に登場しました。音曲の方の出演は【江刺寄席】では初めてです。
本当に紫文さんが【江刺寄席】に来てくれたんだ、私はちょっと感慨にふけりました。
というのは、この「旭亭だより」がきっかけとなり、紫文さんの出演をプロデューサーの王楽さんにお願いしたからです。


紫文さんに【江刺寄席】に出ていただけたならと「旭亭だより」に書いたところ、運よくそれがご本人の目にとまったようで、ありがたいことにコメントを付けてくださいました。それは「縁がありましたらよろしくお願い致します」と結ばれていました。


紫文さんの鋭い三味線の音が「ささらホール」に響き渡ります。私自身はそれだけで、十分満足してしまいましたが、お客さまには「ご存じ!長谷川平蔵」をぜひとも聞いていただかなければなりません。
紫文さんの唯一無二の藝は、【江刺寄席】でも絶対に受けると確信していました。じわー、じわーっと面白さが会場に浸透していくはずです。
まず唐辛子売りが両国橋で前のめりに倒れました。そして次は‥‥。
お客さまは紫文さんの世界に徐々に引き込まれていきました。予想通りです。
家に帰ってから、「火付盗賊改方長谷川平蔵が両国橋のたもとを通りかかると‥‥」と覚えたばかりのネタを披露する方も必ずいらっしゃることでしょう。
時間を多くとってありますので、平蔵だけではなく、大岡越前も登場し紫文さんの高座は終わりました。
みなさん、もっと聞きたかったでしょうね。