積ん読になっていた暉峻康隆「落語の年輪」を読んでいます。買っておきながら、落語を聞くのに歴史を知る必要はないと、放り出してあったのです。
今日のお題はその本の序章からいただきました。
みっつとも「はなし」と読みますが、私は「小咄」「噺家」などと使い分けてきました。
落とし話を「はなし」と呼び、それに漢字を当てたのはこの順だそうです。といっても、噺は国字ですが‥‥。
「咄」は平安時代末期から使われていたそうですが、読み方は「アヤニク」もしくは「ツタナシ」でした。「ハナス」と読むようになったのは室町時代らしく、落とし話をそう呼ぶようになったのは江戸時代になってからのことです。
なんて書き写しても、つまらないですね。
でも、漢字ひとつとっても、ここまで調べられるものかと感心しましたし、いつもテキトーな言葉遣いをしている自分が恥ずかしくもなりました。
- 作者: 暉峻康隆
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