旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

非想非非想

先日のパラパラ読書に触発されたのか、インドの宗教の本を再読しています。
「輪廻なんてないのさ」とシッダールタがいいました、というのが私の仏教理解で、キリスト教でもそうであったように、その後膨大に積み上げられていくものにはあまり関心がありませんでした。


定方晟の「須弥山と極楽」(講談社現代新書)を久しぶりに再読し、テーマである仏教の宇宙観もおもしろかったのですが、「非想非非想」の徹底性に感じるところがありました。以前はややこしいからパスしていたのですが、なぜか興味が湧いていきました。
仏教を理解するには、バラモン教ジャイナ教、さらにはゾロアスター教についても知らなければなりません。面倒くさいったらありゃしません。わずかの違いしかない対称的な文が延々と続く経典を読むのもうんざりです。


「でもちょっとは違ったこともやってみるか。暇だけはあるしな。」
なんてことになっちゃったんですが、さていつまで続くことやら……。