旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

助けていたのか、その逆か

テレビドラマ『セミオトコ』、切なさがたまりません。岡田先生の脚本は当て書きなんでしょうね。特に大家のくぎこ&ねじこ姉妹としずちゃん。えーとそーじゃなくて、書くつもりだったのは本当のセミのお話です。
この時期になると旭亭の通路では、仰向けになってバタバタしているセミをよく見かけます。つまんで外に放り、「あゝまたお助けをした」と一人悦に入っておりました。
セミは死にかかっているから仰向けになるのではなく、仰向けになってしまったから死ぬのだそうです。ですからひっくり返ったカメを元に戻してやるように、姿勢を直してやるのは助けることになります。
最近こんなことを知りました。セミの飛行能力は、隣の木に飛び移るくらいしかありません。つまんだセミは近くの木に止まらせてやって、やっと助けたことになります。
旭亭は12階にあり、下には木があります。私は放ればそこに止まるだろうと思っていました。確かに放ったセミはどれもそれを目指すかのように飛んでいきます。しかし、全員たどり着けたのでしょうか。
似たようなカブトムシ殺虫事件(かも)については明日書きます。