旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

珍四谷怪談

木挽町の「歌舞伎座」の八月は納涼歌舞伎の三部興行です。高麗屋澤瀉屋弥次喜多を演じる『東海道中膝栗毛』は四回目となりました。
この納涼歌舞伎を観劇する夢を見ました。行ったのは第一部で、本当の興行は十一時からですが、夢の方は九時開演です。まるで会社みたいだな。
主演は『東海道中膝栗毛』のご両人ですが、演目はなんと『東海道四谷怪談』。「東海道」までは同じだから、まぁいいか。伊右衛門高麗屋で決まりだね。こっちの方が面白いかも。
序幕が始まりました。浅草観世音境内の場のはずですが、全員がかぶりもので、大騒ぎをしています。客席は笑いに満ち、役者はそれをあおります。でも私には何をやっているのか、まったくわかりません。
今の歌舞伎は理解できないとあきらめ、帰ろうと木戸を出たところで目が覚めました。