旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

今年は

私のものの考え方は変える必要があると気づいた年でした。
きっかけは若桑みどり著『戦争がつくる女性像』(ちくま学芸文庫)の再読でした。自分は女性蔑視をしないのでフェミニズムについて知る必要はないと考えていたのですが、それはいろいろな面で誤りであるとわかりました。それからフェミニズムについて少しずつ調べるようになりました。
私の知識量はわずかなので、本を読めば新しく知ることは山ほどあります。それを掘り下げ、知識を増やすのは実に楽しいことです。
フェミニズムはそれと違っていました。それを欠いた思考に変革を迫るものだったのです。
それから私は変わりました、とは書けません。私の根元を揺るがすことなのですから、急いで結果を望むのは得策ではありません。残された時間を考えたなら、変わることよりも、問題点を見つけ取り除き、熟慮して組み立て直す過程の繰り返しだけで事足ります。
 
戦争がつくる女性像 (ちくま学芸文庫)

戦争がつくる女性像 (ちくま学芸文庫)