旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

本物の狸と人間が描く狸との違い

今日の東京新聞朝刊には隔月のお楽しみ、三遊亭兼好さんの『新釈 古典落語図鑑』が載っていました。兼好さんのイラストと文による古典落語案内です。
私は兼好さんの大ファンで、席亭をしていました「江刺寄席」にも二度出演していただきました。演目は「猫の災難」と「壺算」です。兼好さんは色紙一枚一枚に絵を描いてくれます。それも朱と墨の二色で。その絵がとても素敵で、「江刺寄席」での色紙はお世話になった方やお客様にお配りするのですが、私も欲しくてたまりませんでした。(ぐっと我慢し、いただいてはおりません。)
今回の『新釈 古典落語図鑑』は「狸の札」と「たがや」です。狸似と自負していますので、私には嬉しい選択です。リアル狸と信楽焼の狸のイラストがあり、「子狸が教える「本物の狸と人間がよく描く狸との違い」」として五項目があげられていました。以下に記します。
 ・徳利は持ってない
 ・目の周りの黒いところはつながってない
 ・出べそはいない
 ・笠はかぶらない
 ・「キン」はそんなに大きくない