旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

山城むつみ『ドストエフスキー』

カラマーゾフの兄弟』、今回は亀山郁夫の訳(光文社古典新訳文庫/2006年)で読んでいます。亀山訳は前にも読んだことがあるのですが、刊行が追いつかず、待つのがじれったくて、途中で放棄してしまいました。
カラマーゾフ米川正夫訳で高校生のときにはじめて読みました。ほとんど理解できませんでした。数年後に別の訳者のものを読み、なんとかストーリーだけはたどることができました。工藤精一郎の訳と思っていたのですが、彼はカラマーゾフを訳していないようです。誰のだったのでしょうか。その後は原卓也訳を愛読しています。
亀山訳は全四冊で、二冊目に入りました。読みながら山城むつみ著『ドストエフスキー』(講談社/2010年)を購入していたことを思いだし、書棚から出してきました。これまた未読です。