旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

サファヴィー朝の前に

イスラーム史の読書、オスマン帝国の次はサファヴィー朝に進む予定でしたが、その前にビザンツ帝国に関する本を読むことにしました。暫しイスラーム史から離れることになります。
『ドン・キホーテ』を読んでいたら『カラマーゾフの兄弟』も読みたくなりました。好きな小説が好きな小説を呼んだのでしょう。
高橋保行著『ギリシャ正教』(講談社学術文庫/1980年)は著者が日本ハリストス正教会の司祭であるせいか正教の礼賛に終始した本で、ドストエフスキーの理解のためにはほとんど役に立ちませんでした。東方正教会を知るにはビザンツ帝国の歴史からと考え、ちょうどお隣のオスマン帝国を調べていたで、そちらに行くのもいいかなと。
その後はサファヴィー朝に戻らずにスラヴ史となるかもしれません。いずれにしろ私の中でユーラシア大陸の歴史がうまく噛み合うことは間違いありません。