旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

鎌倉権五郎景政、一色五郎

朝一番の楽しみは東京新聞朝刊に掲載されている和田竜の時代小説『最後の一色』を読むことです。最後の一色となる一色五郎に惹かれてしまいました。オザワミカのイラストもいい。
五郎は容貌魁偉で、左目が異常に大きかったとか。柳田国男は「一つ目と片目」(『一目小僧その他』に所収)で「左右両眼の大きさの著しい相違が、神と崇められもしくは大神に奉仕する者の、大切なる用件であった時代がかってあったのかと思っている」と書いていますが、一色五郎は、名前からしても、その者にふさわしそうです。