旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

永久欠番

休日明けの事務所にかかってきた最初の電話は、社員の父親の訃報でした。
T君の父親が昨日自宅で倒れ、その日のうちに息を引き取ったと。
享年58歳。


私の父は10ヶ月近く入院し、43歳で亡くなりました。昨年が37回忌でした。


中島みゆきが、ひとの死は永久欠番だと唄っていましたね。
すべての身近なひとの死が永久欠番になるわけではないでしょうが、父は私にとって永久欠番です。伝え聞くところによると、T君も彼の中におそらくは初めての永久欠番を刻んだようです。


今は悲しみだけの彼でしょうが、欠けた番号がいつか、彼に豊かな思い出をもたらしてくれることを、遠くから祈ってやみません。


合掌。