旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

牛づくし牛島神社

撫で牛

業平橋駅から言問橋の方に歩きます。第一のチェックポイント、牛島神社が見えてきました。
貞観2年(860年)創建といわれていますが、昭和7年(1932年)に現在地に移されました。祭神は須佐之男命です。


牛島とはこのあたりの古称で、かって牛の放牧場があったことに拠っているとのこと。「江戸名所図絵」ではこの神社は牛御前王子権現社と呼ばれています。


境内も広く、都内では珍しい立派な神社で、本殿前の大きな三輪鳥居が異彩を放っています。この鳥居をくぐったところに狛犬ならぬ狛牛があります。
が、やはりこの神社といえば<撫で牛>です。文政八年(1825年)に奉納された青銅の牛は、撫でたところの病気が治るといわれ、現在も信仰されています。
また5年に一度の大祭では、本物の黒牛が鳳輦を引くとか。


葛飾北斎が86歳のときに描いた板額「須佐之男命厄神退治之図」が奉納されていたそうですが、残念ながら関東大震災で焼失してしまいました。


牛島神社の家紋は我が家と同じ<丸に剣方喰>でした。