初詣に行ってきました。
初詣は旭亭から歩いていけるところと決めてあります。生来の出不精でそうなったのですが、ご近所の人しか訪れない神社も、趣があってなかなかいいものです。
今年の初詣は若宮神社でした。日野市に若宮神社は二社ありますが、歩いて行ける範囲にあるのはＪＲの豊田駅に近い、通称明神さまです。
若宮神社は通勤の電車の中からいつも見ているのですが、訪ねるのは今回が初めてでした。
旭亭を出て、職員や生徒に事前に通知することなく、突然閉鎖されたことで話題になった自動車教習所のところで中央線の踏切を渡りました。豊田駅の南口を通り過ぎ、細い道を歩きます。通勤で利用している豊田駅ですが、こちら側に来ることはほとんどありません。精肉店、書店、葉茶屋などがとびとびに並んだ商店街は、昭和の風景を思い出させてくれます。
線路沿いに歩けば、始めていく場所ですが、簡単に見つかるはずです。でも、そんなことを素直な性格の私がするわけはありません。
で、テキトーに道を選びました。すぐに左手に神社が見えてくるものと思っていましたが、行けども行けどもそれらしきものはありません。それに、線路とはどんどん離れていくようです。
方向転換、でも引き返すのはシャクですから、さらにテキトーに歩きました。
やはり神さまは信じる者を見捨てません。いつの間にか若宮神社の鳥居の前にたどり着いていました（とさ）。
想像していたより境内は広くありません。でも、氏子の人たちが二年参りに集まるのでしょう。本殿の前には篝火を焚いた跡がありました。
若宮神社の祭神は仁徳天皇ほか四柱で、なんと菅公も祀られていました。
帰りはもちろん、線路際の道を歩いてきました。わざわざ知らない道を辿るなんて、そんなこと、この私がするわけないじゃないですか。（やれやれ、今年も先が思いやられるよ、まったく。）
