旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

まにあうかもしれない

「元気です。」

3年前の8月25日、横浜県民ホールの拓郎さんのコンサートに行きました。瀬尾一三指揮のビッグバンドを従えた、3時間に渡る楽しいコンサートでした。
確か前年の12月に、同じ場所でのコンサートがWOWOWで生中継されていました。そのときの拓郎さんは、東京に出てきたころの思い出を語っていましたが、私の行ったコンサートではプロの歌手になったばかりのころのエピソードを話してくれました。


コンサートが終わり、一緒に行った弟とビールを飲みながら軽い食事をしたのですが、彼が「五十半ばの拓郎さんが『まにあうかもしれない』を歌うんだなぁ」と感慨深げにぽつりと言いました。
その日、拓郎さんは30年以上前に出した傑作アルバム「元気です。」に収録されていた「まうあうかもしれない」を歌いましたが、私にはそれほど印象に残っていませんでした。


そのときは、それほど気にならなかった弟の一言なのですが、最近になって思い出し、「まうあうかもしれない」を口ずさむようになりました。
一曲の歌に過大な意味を持たせる気はありませんが、「まだ間に合うかも知れないよ」と自分を鼓舞しています。
「何に」とは、君よ問うなかれ。