旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

進化する夢の町

夢の中によく出てくる町が数種あります。実際にある(あった)町と寸分違わないものや、そのいくつかを組み合わせた町、あるいはまったく架空の都市などです。
その中でも一番好きなのは、書店があちこちにある町で、40年近く前の神田の古書店街にとても似ています。そのせいで古書店が多いのですが、個性的な品揃えの新刊本屋も数店あります。ただ、最近流行の大型書店は1軒もありません。
それらの書店は隣り合っていなくて、洋品店金物屋など、昔はどこにでもあったこぢんまりとした店舗がその間を埋めています。歩いていて心から楽しくなる町並みなのです。
一昨日の夢にこの町が出てきました。が、今まではなかったお店ができていました。ガラクタのようなスピーカーユニットや真空管を店頭に並べた中古オーディオ店です。
その店で、私は不思議な形状の小型スピーカーと壊れたようなカートリッジを買いました。とても音の出るような代物ではないのですが、何か買い物をしないと、その店がもう夢の中に現われないような気がしたのです。