ちーぼーさんへのコメントに記したように、玉松一郎を主役にした映画台本を書いている夢を見ました。
私は夫婦漫才、ワカナ・一郎の写真さえ見たことがありません。レコードもあるそうですが、聞いた覚えはありません。
ミスワカナの弟子で、一時期二代目ワカナを名乗ったこともある森光子さんが、ワカナを主人公にした「おもろい女」という芝居をやっていることは、新聞の広告と劇評で知っているのみです。
これもまたワカナの弟子であったミスワカサと島ひろしの漫才は、子供のころにラジオで聞いたことがあるのですが、さてどんな藝だったのか、いっこうに思い出せません。
ワカナ・一郎は、「おもろい女」で雁乃助さん扮する玉松一郎はアコーディオンを弾いていましたから、暁伸・ミスハワイみたいな藝風だったのかなぁ。でも、波瀾万丈の生涯を送り、たった35歳で死んでしまったワカナが、ハワイのようなどこまでも明るい藝をやっていたとはとても思えません。
早坂隆氏の近著「戦時演芸慰問団『わらわし隊』の記録」の書評を読んだことが、そんな夢を見させたのでしょう。ワカナ・一郎は「わらわし隊」に参加しているからです。
でも、なんで玉松一郎なのでしょうか。
私の台本は大島渚監督によって中国で撮影が始まっていました。「わらわし隊」の慰問シーンのためでしょう。
台本では一郎が性的不能者とされ、ワカナとの確執が執拗に描かれていますが、これはまったく私の妄想です。
なんだかヘンな夢を見ちゃったな。早坂氏の本も読みたいし、ワカナ・一郎についても調べたくなってきました。
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