旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

メモをとりながら

物忘れが日常的になってきましたので、本を読むときにもメモをとることにしました。
今までは読むスピードが落ちるのがいやで、気になった部分に小さな紙片を挟むことくらいしかしていませんでした。本の内容は結構長い間記憶できていましたので、それだけで特に困ることはなかったのです。


はじめは面倒くさいと思いましたが、メモをとることは正解でした。物忘れに対処するという消極的な意味で始めたのですが、本の内容が以前よりもよく理解できるようになってきたのです。
書くことによって、曖昧に理解してすませてしまうという、私の悪癖から逃れることができました。さらに、(似たようなことなのでしょうが)著者の論理の構造がよく見えるようにもなってきたのです。もちろん、おかしなものは今まで通り理解できません。
よく言われるように、手を使うことの効能もあるのでしょうね。


10年前から始めておけばよかったと、いつもの通り遅すぎる後悔をしています。
(あっ、これってあくまでもメモで、読書ノートではありません。)