旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

近況1

物忘れが日常的になったと何度か書いていますが、その度合が最近とみに大きくなってきました。
仕事でも、作成済みの書類をもう一度作ってしまったことがあります。その途中で気づくのならいいのですが、完成させてからそれをファイルしようとして、すでに綴じられている同じ書類を見つけて驚くような塩梅で、実に情けなくなります。


一時期、自分が58歳であると思いこんでいたことがありました。実際には56歳なのですが、そのときは「還暦も近いな」なんて、本気で考えていたのです。


読書スランプからもなかなか脱出できません。今まででしたら1、2週間で元に戻ったのですが、もう1ヵ月以上も続いています。
普通なら、町田康宿屋めぐり」、古川日出男「聖家族」、舞城王太郎ディスコ探偵水曜日」など、大部でおもしろそうな小説の出版が続いていますので、すぐにそれを求めようとするはずなのですが、書店に行き、手にとることさえしていません。


ライヴハウスにもまったく行かなくなりました。夜がますます苦手になり、おまけにそれが近所にないことが原因でしょうが、それならCDやDVDで我慢しているかといえば、それすらしていません。音楽が嫌いになったのではないのですが、なんだか億劫なのです。


【江刺寄席】の仲入り後のレポートも書く気がおこりません。これは間があいてしまったからでしょうが、今までならHPに掲載するものなので、なんとしてでも書き上げていたはずです。


こう書いてくると、親しい人は鬱病の再発かと心配されるかもしれませんが、それはありませんのでご安心ください。
それに、決して悪いことばかりがあるわけでもないのです。それについては明日書くことにします。