近所の書店に全巻揃いで並んでいた「加藤周一セレクション」を買いました。実は加藤周一の本を買うのは40年ぶりのことです。
40年前、高校生のときに買ったのはベストセラーになった自伝「羊の歌」の正続2冊で、とても感動して読み終えた記憶があるのですが、なぜかそれ以後彼の著作を求めることはありませんでした。たぶん、マチネ・ポエティクがひっかかったんでしょうね、よく理解もしていないくせに。
ある時期からは、朝日新聞連載の「夕陽妄語」を楽しみにしていましたが、読み流していただけでした。で、昨年の訃報に接し、一度はきちんと著書に接してみようと考えていたのです。
さて全5冊のセレクション、どこから手をつけましょうか。
加藤周一セレクション〈1〉科学の方法と文学の擁護 (平凡社ライブラリー)
- 作者: 加藤周一
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/09/01
- メディア: 単行本
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