旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

高円寺だったよね。

昨日、床屋で順番を待ちながら「散歩の達人」という雑誌の中野・高円寺特集を読んでいたせいでしょうか、高円寺を舞台にした夢を見ました。度し難く単純な私です。
高円寺には友人の家があり、ライヴハウスJIROKICHI」もありますので、私には親しみのある町です。
(今日のお題は拓郎さんの「高円寺」という歌からいただきました。ですが実際にはこのフレーズはなく、「高円寺じゃないよね」となっています。)


夢は拓郎さんの成功物語でもありました。私はスタッフの一員として、それを見ていたのです。
高円寺の安アパートに貧乏な若者たちが集まり、ただワイワイと騒いでいただけだったのが、いつの間にかその町にオフィスを持ち、コンサートの打合せをするようになっていたという、恥ずかしいほどベタな夢でした。
ワイワイ騒いでいた部分に、私自身の十代の後半が投影されていました。現実には私にも、そのころの友人たちにも夢の中のような成功は訪れなかったのですが、これだけ時間が流れてしまえば嫌だったことも、忘れ去ることはありませんが角が取れ、その熱気がうらやましいとさえ思えるようになりました。これを老いというのでしょう。


拓郎さんのコンサートで、現在あるようなコンサートツアーというものは自分たちが始めたものであるという話を聞いたことがあります。歌謡ショーと同じような地域のボスが牛耳る興行のやり方や、労音のような鑑賞団体によるコンサートに嫌気がさし、聞きかじりのアメリカのコンサートツアーのやり方を手本に、手探りで作り上げていったそうです。


夢の中では「旧友再会フォーエバーヤング」がずっと流れていました。
拓郎さん、復活おめでとうございます。


FOREVER YOUNG(紙ジャケット仕様)

FOREVER YOUNG(紙ジャケット仕様)