旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

夢見たことを夢に見て

ライトバンに楽器を積み込み、コンサートツアーに出かける夢を見ました。
十代のころに夢見たことなので、楽しい夢になるかと思いきや、なんだかほろ苦い夢となってしまいました。


だいだい、夢の中の私が実年齢であったことがよくありません。還暦近いジジイのコンサートツアーなんてね(拓郎さん、ゴメン!)。
ほかのメンバーは若かったのですが、どうも数年間会っていなかったようでした。まず、あちこちに散らばっている彼らを訪ねることから、ツアーはスタートしました。


彼らは、実際に私がやっていたバンドのメンバーではありません。この夢の中ではじめて会った人たちです。それなので、技量がまったくわかりません。
ひとり、ひとりと会うたびに演奏を聞き、技量を判断しましたが、卓越したテクニックの持ち主はいませんでした。


それから、コンサート用の曲作りです。手持ちの曲がひとつもないのです。
コード進行を決め、普通ならそれに仮歌を入れるのですが、時間がないので、いきなり詞まで作らなければなりません。
おまけに技量のない連中なので、ヘッドアレンジができません。
「こんなリフどうかな?」「ここでタイコのリズムパターンを変えない?」なんて会話が飛び交わないのです。アコースティックギターのコードがむなしく響くだけでした。


というわけで、夢はコンサート会場にたどりつけませんでした。この連中、少しは成長して、これからも私の夢に登場するのでしょうか。
うーん、一回こっきりにして欲しいなー。