旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

フォークナーが読みたい。

サンクチュアリ」しかまともには読んだことのない私ですが、最近フォークナーの小説が読みたくてしかたがありません。
先日、書店で文庫本を探してみたのですが、講談社文芸文庫の2作(「響きと怒り」と「アブサロム、アブサロム!」)しか見つかりませんでした。文芸文庫は高いうえ、「アブサロム、アブサロム!」は上下巻になっていましたので、残念ながら見送ることにしました。
確か新潮社の分厚い文学全集にフォークナーの巻があったようなので、古書店でそれをさがしてみることにします。あの全集には結構お世話になりましたっけ。


でも、なんで今ごろになってフォークナーに興味がわいてきたんだろう?
アメリカ南部に対する関心と、彼が書き続けたのが架空の町の年代記だったからでしょうか。それと、ピンチョン、バースやパワーズなどで、現代のアメリカの小説のおもしろさを知ったことでしょうか。


どこかの出版社で、新訳によるフォークナー・コレクションを、できれば文庫で出してくれないかな。