朝霧たちこめ
狭霧たつ
これは吉増剛造の詩「頭脳の塔」の冒頭の二行です。
今朝目覚め、宿の窓から外を見た瞬間、ずっと忘れていたこの詩のことばたちが蘇ってきました。
実は、詩のタイトルは「古代天文台」だと、そのときは思っていたのです。どちらも、詩集「頭脳の塔」に収められていたからなんですが(と、苦しい言いわけをするオラであったのことよ)。
ちなみに、「古代天文台」の冒頭二行を引いておきます。
銀(しろがね)の
殺人から世界は開扉する!
えーと、何が書きたいかというと、今朝の江刺はすごーい霧だったということなんです。その中を歩いていると、着ているものがじっとりと濡れてくるような朝霧がたちこめていたのです。
写真は、やや霧が晴れてきてから撮ったものです。