旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ピアノソナタ第31番

先週からベートーヴェンピアノソナタ第31番をいろいろな人の演奏で聞いています。古いものでは56年のソロモンのモノラル盤(録音はアビーロード・スタジオです)で、新しいところでも80年代の録音です。
三十代のころまではベートーヴェンの後期ピアノソナタをよく聞いていたのですが、最近はモーツァルトの延長線上のあるような初期ソナタをたまに聞くだけでした。そんなわけで最新録音のものは持っていません。


今回聞いたなかで、もっとも感動したのがダニエル・バレンボイムの演奏でした。84年の録音で、32番のソナタカップリングです。
バレンボイムは関心のなかったピアニストで、CDもこれ1枚しかありません。
ゆっくりめのテンポと音の輝かしさが私にはぴったりでした。第3楽章のフーガのすばらしいこと、ため息が出るくらいです。


これを機会に、若いピアニストの演奏によるベートーヴェンを聞いてみようかな。