旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

お前に会えてよかった。

昨夜はいろいろな夢を見ました。
オープニングの、墓に行きつけない墓参りもおもしろかったのですが、暴力的なシーンもあった一連の夢は、ラストを導くためだったようです。


最後は恋愛の夢でした。
私は中学3年生らしいのですが、その時代を回顧しているのではありません。現在の中学生なのです。
ですから好きな女の子のファッションもミニの制服です。たぶん私は紺のズボンと半袖のワイシャツをだらしなく着ていたのでしょう。


女の子の名前はわかりません。髪は短くて、ちょっとワイルドな感じでした。
もちろん私は振られちゃいました。十代の恋愛なんて、特に男の子には結末は決まっています。


私たちは砂埃の立つグランドにいました。なにかの行事が終わるところでした。
下級生たちがアニメソング(既存のものではありません)に合わせて、簡単だけれどしゃれた振付のダンスをしていました。男女がペアになって踊っていましたので、現代版フォークダンスといったところでしょうか。
ダンスが終わり、放送で呼びかけがありました。もう一度やりますので、みなさんも参加してくださいというのです。


「踊ろうよ。」
私を振ったばかりの女の子が誘います。彼女は後輩に振りを確認し、私に教えてくれました。
「簡単だよ。ほら、こんな風に手を動かせばいいんだ。」


曲が流れ、ダンスが再開しました。よく聞くと、とても切ない歌詞で、涙が流れてきました。
「泣くなよ。」
彼女はほほえみながら言いました。
「悲しいんじゃないんだ。おれ、お前に会えてホントによかったと思っている。」
書くと臭いセリフですが、それを言った瞬間、世界が変わったような気がしました。で、いきなりエンドマークでした。


まだそんなピュアな気持ちが、どこかに残っているのかな。