旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

中学生

数日前、すっかり忘れていた中学生時代の友人のことが思い浮かびました。昨夜、その友人の夢を見ました。友人は女性ですが、好きな女の子ではありません。
夢の中で私たちは高校3年生でした。別の学校に進学しましたから、久しぶりの出会いでした。場所は電車の中でしたが、通学で乗るものではなく、長距離の特急のようでした。どちらも数人の友だちと一緒です。彼女は古いけれど凝った作りのトランペットのケースを抱えていました。「まだ吹いているんだ」と思いましたが、実際の彼女はトランペットを吹きません。「どこの大学を受験するのと」聞くと、甲子園球場と隣り合っている学校に行きたいと答えました。その大学の教室からは甲子園のグラウンドが見え、それがなんとも素敵なんだそうです。そんな大学はありませんし、彼女と野球の話をしたことは一度もなかったので、困惑してしまいました。夢の話はこれで終りです。
彼女は成績が抜群によく、痩せて眼鏡をかけていましたので、学級委員にさせられてしまうタイプの女の子でした。男子生徒は彼女を敬遠していました。彼女が誰かとおしゃべりをしているのは見たことがありません。
彼女と話すようになったの中学3年生の後半でした。親しくなったきっかけは覚えていません。彼女の家は学校に近かったので、帰りに寄ってはおしゃべりをしていました。しょっちゅうお邪魔していたのですが、彼女のお母さんは嫌な顔ひとつせずにお茶とお菓子を出してくれました。男女が親しくしていれば、それを言い囃すのが中学生のお約束です。でも、そのようなことはありませんでした。おそらく誰からも見られていなかったのでしょう。