旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

吉本隆明私家版詩集

吉本隆明私家版詩集

本は読めればそれでいい、と考えていますので稀覯本の類は持っていません。が、もしかしたらこの二冊はそれなのかなという本があります。先日亡くなった吉本隆明氏の私家版詩集です。
写真右が「固有時との対話」、下が「転位のための十篇」で、ともに同じ判型、装丁です。刊行は私の生まれた1952年。写真左の署名本は、試行社版の「吉本隆明新詩集」です。
吉本氏の詩は、勁草書房の著作集で十代のころに繰り返し読みました。この詩集を手に入れたのは三十代なかばで、そのときからずっと机の抽斗の底で眠っています。