旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ハングリー!

今日のお題は、昨日最終回を迎えた向井理主演のテレビドラマからいただきましたが(三浦翔平くんがよかったなー)、それについての便りではありません。


一昨日、気弱なことを書きましたが、昨日も一日本を読んでいました。柳田國男「妖怪談義」、金達寿「朝鮮」、保坂和志「小説の自由」の三冊で、まったく脈絡のない取り合わせです。
あんなことを書いたのにも関わらず、前の二冊は一日で読了しました。ガツガツと読んだ、という感じです。で、(いろいろな意味で)とってもおもしろかったのです。
たぶん、この歳になっても本に飢えているのかな。だから「ハングリー!」。
この考え、結構気に入りました。迷いが、一時かもしれないけれど、消えたようです。
本を読みながらバルトーク室内楽を聞いていたのは、保坂の本の影響です。彼の文章は私には難解ですから、一章一章噛み砕きながら読んでいます。
そうそう、先の三冊のほかに、これも保坂に触発されて(本の中に出てきたわけではありませんが)、丸谷・永川・高松訳の「ユリシーズ」にさらっと目を通しました。この本を読む時期が来たようです。