旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

夏を歩いたオレンジのくつ

安井かずみが作詞した吉田拓郎の「金曜日の朝」は思い出深い曲です。
この歌詞のポイントは「運動ぐつ」です。「旅で見つけた」「かかとつぶした」「小雨にぬれた」と形容され三度も登場します。たぶん「突然出ていった」恋人の比喩なのでしょう。私は二番の「運動ぐつ」が好きです。
 かかとつぶした運動ぐつ
 夏を歩いた白いくつ
 恋といっしょに消えたまま
今夏、私は Timberland のキャンバス地のくつを買いました。色はオレンジ。ボートシューズと呼ぶのだそうですが、昔懐かしいズックぐつの方がしっくりします。
白いくつひもがミスマッチだったので、好みのものに変えました。それからはお気に入りになり、このくつで「夏を歩」きました。歩きながら「金曜日の朝」を口ずさむこともたびたびでした。
なぜこの曲が思い出深いの、ですか?決まってるじゃありませんか。ほろ苦い青春の一頁に流れていたからです。