土曜日の朝のお楽しみといえば、NHK・FMの「ウィークエンドサンシャイン」です。
ヒット曲はあまりかけない番組ですが、昨日はデル・シャノンの "Runaway" が放送されました。注目のバンド、アラバマ・シェイクスの来日公演で、客入れのときに選曲されていたそうです。
この曲、日本でも大ヒットしました。オリジナルではなく、飯田久彦がカバーした「悲しき街角」として。
私が自分の自転車をはじめて手に入れたのは、小学5年生のときでした。子供用の自転車はまだあまり売られていないころで、中古品でした。
日曜日の朝、父と一緒に自転車屋へ行きました。家から少し離れたところにある店で、父がすでに購入を決めていたのです。
帰り道、父の自転車を追いかける私の耳に、どこかの商店のラジオから流れる「悲しき街角」が聞こえてきました。とても幸せな気分でした。
それからこの曲を聞くたびに、あの日の情景が目に浮かぶようになりました。8年後に43歳で亡くなった父も、元気でペダルを漕いでいます。
(ということで、今回のお題には嘘がありますが、大目に見てやってください。)
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