旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ファインダーが暗くなり

祭りの撮影を頼まれる夢を見ました。真冬の真夜中から明け方に行われる祭りです。神輿や山車は出ず、ただ人々が神社をお参りするだけの祭りで、二年詣のように見えました。
カメラは古い銀塩の一眼レフでレンズは標準でした。露出計は内蔵されています。そんなカメラですからファインダーを覗いて見えるのは画像と露出計の針のみのはずなのですが、現在のデジタルカメラのようにいろいろな情報が表示されていました。
寒さに震えながらシャッターを押しました。ストロボは禁止されています。たいまつを持つ人もなく、灯りは神社の灯明だけです。下手な私にはいい絵は撮れません。
しばらくするとファインダーが見にくくなってきました。朝日が昇り周囲は明るくなってきたのですが、ファインダーの中は暗くなるばかりです。撮影をやめろというサインと考え、ふるまわれている餅を口にしました。
つまらない祭りでしたが、写真を現像したら得体の知れぬ何者かが映っていたりして……。