旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

1,850円のイヤホン

中国製の1,850円のイヤホンを買いました。
私は以前、製造業を営んでいました。工業製品については多少見る目があります。イヤホンを手にして、どうやったらこの値段でこのようなものが作れるのか、驚くばかりでした。でも見かけ倒しということもあります。使ってみましょう。
今まで使っていた国内の音響メーカーのものとはまったく違う音でした。国産イヤホンは12年以上前の製品ですから、音の傾向の違いもあるのでしょうが、とにかく鮮烈な音でした。いわゆるドンシャリ型なのでしょうが、私の耳は加齢のせいで高音はあまり聞こえなくなっていますので、うるさくは感じません。低音はただボンボンと出ているだけでなく、コントラバスを聞くと、音のふくよかさがわかります。
クラシック音楽を聞いてみました。確かにリアルではありません。でも面白いのです。弦楽四重奏は、まるでエレクトリック弦楽器で演奏しているみたいです。また、埋もれがちなチェロがはっきりと聞こえてきます。
もちろん欠点はあります。DAP(デジタルオーディオプレーヤー)ではなく、A級のヘッドホンアンプでハイレゾ音源を聞くと、実に安っぽい音になってしまいました。
耳の衰えた私には、とても相性のいいイヤホンのようです。上のランクの製品が欲しくなり、検討中です。