BSプレミアムのドラマ『グレースの履歴』を見ています。海外旅行で事故死した妻の知らなかった過去を、彼女から遺贈されたスポーツカー、ホンダS800（エスハチ）のカーナビの履歴をもとに夫がたどるという内容です。
NHKでは珍しく車体のホンダのマークを撮しますし、会話にも車名が出てきます。また彼女が愛車を「グレース」と呼んでいたことも、3回目を見た時点ではわかりませんが、エスハチが重要なファクターとなることを予想させます。私は運転免許を持っていませんし、自動車にも関心がありません。ですからエスハチが実在した車であったことは知りませんでした。
そんな私ですが小学生の頃はスポーツカーに夢中でした。きっかけは漫画です。読むだけでなく、自分でデザインしたスポーツカーの絵を飽きずに描き、何台もプラモデルを作りました。ピークは1963年に鈴鹿サーキットで開催された第1回日本グランプリです。1位から3位までを独占したロータス23に喝采しました。エスハチの生産開始はその3年後です。
高校生になると、当時は16歳で軽自動車の運転免許が取れましたので、免許だけでなく、マイカーを持っている友人もいました。でもその頃には私は自動車にまったく興味がなくなっていました。
