旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

体調が悪くても本は読めます

水川隆夫『増補 漱石と落語』(平凡社ライブラリー/2000年)と諏訪春雄『鶴屋南北』(ミネルヴァ日本評伝選/2005年)を読みました。どちらも再読です。
鶴屋南北』は伝記として読むには物足りませんが、江戸後期の歌舞伎を知るにはいい本です。しかし、南北の作品の梗概の人名に校正のミスが散見されます。現在南北作品を読むには古書店三一書房の全集を入手するしかありませんので、これは困りものです。
漱石の作品に落語の影響があることは誰もが知るところです。『増補 漱石と落語』を改めて読み、それは思っていた以上に深く、また漱石に止まらないことに驚いています(前はどこを読んでいたのやら)。
歌舞伎の生世話物の台詞は落語と同じくらい庶民の言葉を写していましたが、こちらの影響はどうだったのでしょうか。漱石は歌舞伎が好きではありませんでした。