旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

河竹黙阿弥『三人吉三廓初買』

東海道四谷怪談』を読み終えました。南北の作品はこれしか持っていません。三一書房の『鶴屋南北全集』は粟津潔の装丁もよく、揃えたかったのですが手が出ませんでした。
そこで南北が亡くなった年(1829年)に、なんと14歳で遊興のために勘当された河竹黙阿弥を読むことにしました。今尾哲也校注『三人吉三廓初買』(新潮日本古典集成/1984年)です。黙阿弥は後に五代目南北となる鶴屋孫太郎に入門して歌舞伎作者となりました。
私は2007年1月に中野の源通寺にある黙阿弥の墓を訪ねました。