旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

浅草新世界のプラネタリウム

東京新聞日曜版の特集はプラネタリウムでした。プラネタリウムには二十歳を過ぎてからは行っていませんが、小学生の頃は浅草の新世界ビルの屋上にあった小さなプラネタリウムが大好きでした。
新世界は大浴場やキャバレーまである「娯楽のデパート」だったそうです。でも私が覚えているのは、三島由紀夫の小説の標題にもなった百万円煎餅などが売られている一階の土産物屋だけです。お目当てがプラネタリウムだったからでしょう。
プラネタリウムに映し出される星空に魅了されましたが、それを囲む黒い切り絵の風景が私の見慣れたものであったことで、夜の学校の屋上で星空を見ているような気分になれました。解説の方もとても親切で、終わってからも星にまつわる話をしてくれました。
渋谷の五島プラネタリウムには一度しか行っていません。