旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ニューヨークの夢

クリスマスソングのCDは1枚も持っていないのですが、この時期になると必ず1回は聞くレコードがあります。佐野元春の30センチシングル「Christmas time in blue」です。
ゆったりしたテンポの曲もすてきですが、音がとってもいいのです。特に地を這うようなベースの音が気持ちいい。同じ曲をCDでも持っていましたが、音が全然違っていました。


昨年、何かのクリスマスソング・ランキングで、アイルランドのバンド、ザ・ポーグズの「ニューヨークの夢」が1位になっているのを見ました。で、びっくり。
ポーグズは大好きなバンドで「ニューヨークの夢」は傑作です。でも、あんなに苦い内容の曲がクリスマスソングとして扱われているとは‥‥。今の若い子はしっかりといい曲を探してくるんだな、と感心もしたのですが。


「クリスマス、もうすぐだね」と語りかけてから歌い始める中島みゆきの「クリスマスソングを唄うように」も好きです。この曲、スタジオ録音はなくて、「歌暦」というライブアルバムに収録されています。
この曲もそうですが、最近のクリスマスソングにはハッピーな内容のものがあまりないのですね。おじさんたちが三角帽子に鼻眼鏡をかけ、手にはクラッカーを持って千鳥足で歩いていたクリスマス風景は遠い過去のものとなり、そんな馬鹿馬鹿しいこともなんだか懐かしく感じられるこの頃です(なんてことはないか)。