旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

飲まない日もあり春の宵

「酒は?」と尋ねられたら迷わずに「大好きです」と答える私ですが、先週は珍しく、ほとんど飲まずに過ごしました。
特に理由があったわけではありません。体調もいいですしね。
たぶん、酒は好きだけれど、飲まなくても平気なんだということを、自分自身に誇示したかったのでしょう。
酒を飲まないと、眠くならないので、遅くまで本が読めます。以前は飲みながら本を読んだり、音楽を聞いたりしていましたが、五十の声を聞いたとたんにふたつのことが同時にできなくなりました。どうしてなのかな。
長い間続けていたことが急にできなくなったのには、何か理由があるはずです。「ながら」ではどれも本当に楽しめないと、無意識のうちに気づいたのかも知れません。
確かにひとつのことに集中すると、今までに見えていなかったことがいかに多いかがわかりました。自分の選んできた本も音楽も、かけがえのないものだと気づかされました。
ただ、今でも聞き慣れた音楽を流しながら酒を飲むことはあります。こだわり過ぎることは、自分には向いていません。
さて今週はどうしようかな。