久しぶりに本を処分し、書棚に並ぶ本も一新しました。ある程度テーマごとにまとめましたので、求める本をさがして半日を浪費してしまうこともないでしょう。(これは願望であります。)
処分した本の多くはここ数年で買ったものでしたので、勢い懐かしい本が前面に並ぶことになりました。私が小学生のころから刊行が始まった筑摩書房の現代日本思想大系もそんな本の一部です。
一部と書きましたが、残念なことに現在は全35巻のうち1冊しか持っていません。高校時代に図書室で借りてお世話になったシリーズなのですが、自分では数冊を求めただけでした。
これは全巻揃えておきたかったと、今になって悔やみます。といっても置き場所に困るので、たとえ古書店のカタログにあったとしても、注文するかどうか悩むところなのですが‥‥。
運よくバラ本に出会ったら即買いですが、最近はこのシリーズを古書店で見ることもほとんどなくなりました。
貴重な手元の1冊は吉本隆明編集の「ナショナリズム」です。収められた文章のうち、石光真清と竹内好のそれは持っています。それ以外の著者は山路愛山、高山樗牛、徳富蘇峰などで、単独の著書を求めるのは困難な人たちばかりです。