旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ヒリヤード・アンサンブルを聞きながら

今回の出張のお供は、ヒリヤード・アンサンブルでした。
「あれっ、とうとう癒しの音楽にいっちゃたんだ」と思われそうですが、さにあらず。癒しを求めるには百年は早い、俗臭がふんぷんと漂う私です。あっ、私体臭はありませんから(加齢臭ありという声は無視することにします)。


ではなぜか?先日、リチャード・パワーズの「われらが歌う時」を再読していて、聞きたくなったんです。主人公のひとり、ジョナがたどりついた音楽は、ヒリヤード・アンサンブルのようなものなんだろうな、とふと思いました。(ヒリヤード・アンサンブルの名は本文にも出てきます。)


私はヒリヤード・アンサンブルのCDを3枚しか持っていません。でも、覚えるほど聞いていませんでしたから、それだけでも十分だろうと、それらをウォークマンに放り込み、江刺に出かけました。


感想は、うーん、以前聞いたときとあまり変わりませんでした。歌われている内容と、古楽に対する知識がない私には、ただただ穏やかな音楽としか感じられません。
ジョナはその次に来る音楽を見つけていたようですが、それが歌われることはありませんでした。


イギリス・ルネサンスの音楽

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